園での生活を見てみよう!

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園長だより 「学習指導要領の改訂で思うこと」

平成30年より段階的に(平成32年全面実施)、文科省が定める「学習指導要領」(幼稚園の場合は
「教育要領」)が改訂されますが、今回の改訂のポイントは次の4つくらいあります。 

  1. 世の中のグローバル化に対応すること
  2. これまで改訂の中心であった「何を学ぶか」という指導内容に加え、「どのように学ぶか」
    「何が出来るか」という視点も重視すること
  3. 社会において自立的に生きるために必要な「生きる力」を育むという理念をさらに具現化すること
  4. 「アクティブラーニング」という「主体的・対話的な深い学び」に重きを置き、知識の量や質と
    思考力の両方をより重視すること

    ①のグローバル化については、例えば公立小学校で言えば、これまで5・6年生が週1時間行っていた
    英語活動が、教科に格上げされ週2時間になります。また、これまで英語のなかった小3・4年生は
    英語活動が週1時間始まります。この英語教育については、雲雀丘学園でも各校種で取組みの検討が
    始められていますが、中山台幼稚園でも来年度より年中、年長クラスの英語レッスンの質、量とも
    向上させます。このことにつきましては、3月に説明会を設ける予定です。 

上記の4つポイントはどれも重要な観点ですが、私は中でも③の自立のために必要な「生きる力」を育むと
いうことが一番大事ではないかと思います。
「教育は国家百年の計」といわれるくらい国の永続的な繁栄のために各分野で優秀な人材を育てることは
重要でありますが、根本的に大事なことは、人それぞれが持つ能力や経験を生かし、成人すれば親の助け
を借りず自立した人生を送れようになることではないでしょうか。幼児教育から大学での高等教育まで、
教育とはすべからく自立のためにあるものだと私は思っています。