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2007年03月13日

「ほんもののヒバリが飛び立った!」

 もう この週末は卒園式です。3学期も「幼稚園日和」に恵まれ、子ども達は「劇遊び」「外遊び」を満喫しました。「発表会」では それぞれに生き生きとした姿を見せてくれました。 個性豊かに育った子ども達を目の当たりにする事ができた私は いつもにもまして ほのぼのとした、充実した、うれしい気持ちで年度末を迎えております。  10年ぶりといわれる暖冬のせいか、庭の(白とピンクの)梅の花が咲くのが早く、桜の木の 花を咲かす準備が例年より早いようです。入園式に合わせて咲いてくれないと早すぎても困るなあ、などと考えていた3月1日の朝早く なんと本物の「雲雀」の声を聞いてしまいました。その鳴き声は「ピーチクパーチク」では無かったので 決して「ヒバリの子」では無く、紛れもなく 大人(?)のヒバリの声でした。50年以上も昔に 田舎の麦畑かレンゲ畑で空高く上がった声を聞いて以来の事でした。ヒバリが降りていった地点まで必死で走って行った少年の日々を思い出しました。(後年分かった事ですが、ヒバリは降りた地点からずっと離れた所に巣を作り、餓鬼大将に襲われない知恵がある賢い鳥だと教えられたことも思い出しました。)このヒバリは 幼稚園のすぐ東に更地のまま残る「住宅地」の一角から飛び上がったヒバリでした。無論 今や成長して心からヒバリを尊敬する私は 走って追っかけたりすることも無く、暫し その爽やかな ちょっと高い目の声に聞き惚れるているだけでした。3年近く 竹馬やコマ回しや鉄棒、登り棒など園庭を楽しみ、イチゴ狩り・芋掘り・万博公園遠足・お泊まり保育・運動会・・・と行事を楽しんだ年長さんとは もうすぐお別れです。子ども達が此処での思い出を「ふるさと」の様に思い出してくれる事を祈り、ここから 大きく羽ばたき 逞しく巣立って行く子ども達の姿を思い浮かべながらの園長だよりとなりました。 
 なお 此処に掲載した写真は、先日 年長さんの「お茶の時間」に飛び入りで1日入門した時の様子です。 この道では先達である年長さんは、お茶碗の持ち方お菓子の頂き方などの「作法」を 先生には内緒で そっと私に教えてくれました。  
お菓子をどうぞ!.jpg お茶会に入門.jpg