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2007年10月18日

今回の園長たよりは「園の環境・自然の自慢話!」です。

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今年6月の園庭開放、それから9月いっぱいまで続いた中山台幼稚園の多数の見学者、入園説明会、10月の願書受付・面接に至るまで、私は 情熱いっぱいで保育を推し進める若き先生群団の自慢をすることと園舎・園庭を取り囲む自然と環境のすばらしさを自慢することを続けてきた。園庭の西側に立つと まん丸いお椀を伏せたような「かぶとやま」と六甲・長尾のやまなみが見渡せる。「この辺りから見るかぶとやまが一番なんです、ここから撮らせて頂けませんか」という写真家(又は写真愛好家)が 年に何人かは園に来られる。といっても 私は今そんな景色の自慢ばかりをするつもりは無い。20071018-3
ホントに知ってほしいのは この園の西側にある30㍍の「滑り台」とその周りに広がる「自然のアスレティック」である。子ども達は このすべり台又は 園南側の階段を「みどり公園」の手前まで降り、降りきった所から、駆け登ったり、這いあがったり、時々は転んだりしながら 芝生の園庭まで戻ってくる毎日である。が 手ぶらで帰ってくる子は誰もいない。必ず何かを見つけてくる。必ず何かと遊んでくる。必ず誰かと一緒に帰ってくる。カタツムリやてんとう虫、ミツバチ。この間まではトンボ、イナゴ、バッタやカマキリまでがみんなの遊び相手である。これから葉っぱが色づき枯れて ひらひらと土の上に舞い降りて行く。 それは 子ども達の世界では 虫さん達が冬を越す「お布団!」ということになる。20071018-4この世界が 保育室では絵本の世界につながり、絵に描かれ 「表現」につながっていく。そして集団は成長していく。中山台の幼稚園の保育の夢の舞台はまさしく この小さな森と林である。そして ここに遊ぶ子ども達の体も いつの間にか逞しくなって行く。園南側の枕木が敷かれた階段から園舎を見上げた「写真」の左上隅に映る「銀杏」は もうすぐ黄色に染まり、この階段は黄金を敷き詰めた道に変わってしまう。この子ども達の心と体を育む空間、それが 私が言う「夢の森」と「夢の径」である。 以上が 今日の私の『自慢話』です。(おわり)