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2011年05月30日

守ってあげたい

「園バスロータリーにツバメさんが毎年のように巣を作っています。今年も最初の一つは早々にカラスに壊されましたが、二つ目は卵を抱くところまで来ていました。子どもたちも先生も毎朝幼稚園に来ると、園舎に入る前にまず一番に巣を見上げて「赤ちゃん、もうすぐ見れるかなあ」「今年こそはカラスさんに壊されませんように・・・」と祈る気持ちでいました。

おかあさんかな

ツバメさん、なにしてる?
カラスが園庭に近づいてくると「さす股」を持って追い払い、土曜日午後からは案山子(会議用いすにビニール傘と捕虫網をくくりつけたもの)に見張り番をさせました。その甲斐あって月曜日の朝も無事、「あーよかった」と喜んでいたのも束の間でした。カラスの姿がやけに多かったある日の夕方遅く、もう陽は落ちていました。最後に園を出ようとしたI先生の悲鳴が!私も外に出てみると事件は既に起きていました。「ゴメンね。守ってあげられなくて」と呟きながら落ちた巣を拾い上げました。園児のみんなは「なんでカラスさんは壊しに来るの?」と聞きます。「なんでだろうねえ」としか答えられません。

ざんねん・・

来年こそは守ってあげたい
カラスにも自分のお家があって、そこにはかわいい“七つの子”もいるでしょう。これもあるがままの自然の厳しさとも言えますが、どなたかツバメの巣を守る良い智恵がありましたら、ぜひ園長に教えてください。何としても来年は守りきってあげたい、園児のみんなと一緒に赤ちゃんの誕生を見てみたいと思います。

2011年05月23日

教室をのぞいたら

年長さんの教室を回ってみましたら、みんなの絵がたくさんはり出してありました。絵が上手だとか何だとか言う前に「感じたこと」を伸び伸びと書いていてうれしくなりました。どうぞご覧ください。
「ねむのき」組は「たんぽぽがはらで」のお話です。うさぎのピョンタとピコタンきょうだいがタンポポはらっぱでかくれんぼや鬼ごっこ。はりねずみのモックと出会い遊んでいるうちに、一面まっ白の世界に包まれてしまう様子がありありと浮かびます。きっとみんなも息をのんだんだろうね。「すぎのき」組は「たんぽぽのわたげ」のお話です。こばちのビーボーが不思議なおばけ(わたげ)をいっぱい見つけてビックリしたり、わたげと一緒にお空を飛んでいたり追いかけっこしたりしています。お話にはない場面の絵もあります。お母さんと散歩したり、お友だちとおいしい蜜を「こっちこっち」と見つけて美味しそうに吸っていました。「くすのき」組はお話ではありません。「まるまるあそび」で書いたネコがたくさんいました。「まるまるあそび」というのは、最初に大きさの違う2つの○を書き、その○をつなげます。画用紙をいろいろな向きに動かして自分のネコちゃんにしていくそうです。みんなそれぞれのキャラクター豊かなかわいいネコちゃんでした。

2011年05月18日

英語が話せるようになる?

今週から英語の時間が始まりました。自由参観でご覧になった方、感想はいかがでしょうか?
年少・年中はケヴィン先生、年長はランディ先生です。
年少さんは初めてのレッスンで、言葉の違いや外国人先生を前にしてドキドキでしたが、すぐにペースに乗りました。
先生の「How are you?」には「I’m fine」の答えを期待しましたが、「How are you?」の声も結構ありました。
“まなぶ”は“マネぶ”ですから、最初はこれでOK!とにかく“言葉”に興味を感じ、外国の方とも楽しくやりとりができようになることが狙いです。身振り、手振り、体も動かしながら異文化に接し、そこから何かを感じ取り、仲良く力をあわせて暮らしていく子どもたちの成長に期待しています。

How are you?

アイムファイン

体を動かしながらレッド!

2011年05月13日

少し遠出の教員研修に参加して

先週末に新人教員2名(園バス&副担任)と加古川市にある多木学園別府幼稚園に行き、他の幼稚園の先生方約100名とともに研修に参加してきました。テーマは「新学期の保育を考える」でした。この時期は「自己紹介」が第一目標であり、特に子どもたちと先生の信頼関係づくりを如何に獲得するかを勉強してきました。
 この会場となった幼稚園に強く共感したので少し紹介します。この地で創業された多木久米次郎氏のご夫人が明治43年に開園され、昨年、創立100周年を迎えられました。地元の熱心な婦人会が自ら主体となって、大事な幼年教育を自分たちの手でやろうとお考えになったそうです。その後も多木家の熱意と研究熱心な先生たちにより先駆的な取り組みを積極的に進めて来られました。昭和33年から六甲山お泊り保育、35年にスクールバス、42年には自前の給食室を作っておられます。また他の園で言う「PTA」も「愛児会」という名で運営されておられます。
 ここの園長の言葉が素晴らしいです。『子どもたちは「春夏秋冬」の自然を通して、感性豊かな心を伸ばしていきます。きれいなものを見て「まあ、きれい!」と感じたり、不思議なことに出会ったときに、「うわぁ、びっくり!すごい!」と素直に思えるよう、五感をはたらかせる人間まるごとの教育に取り組んでいます。』なんと中山台幼稚園の目指す方向が同じですね。向こうは広々空間の幼稚園、こちらはお山の幼稚園と違いはありますが、なんかしら強く励みと対抗心を感じます。こちらの先生方は奈良や大阪などの研修にも全員で参加され、非常に教育への熱意や向上心を感じます。
 別府園長さんと当園前園長がほぼ同時期に就任されたことや、「表現」を教育の柱としているという共通点から大変懇意にして頂いています。このご縁を大切にしつつ、大きなベンチマークとし、中山台の一つ一つの活動に磨きをかけ、我々教職員の力量を上げていきたいと考えます。

のびのび空間の幼稚園でした

伸び伸び新人教員です

2011年05月11日

ちいさな催し「花祭り」

今日はお釈迦さまのお誕生日をお祝いしました。その様子は「保育の様子」をご覧ください。
幼稚園は特定の宗教に依らない保育を行うことにしていますが、クリスマスは既に広く国民的家庭的行事にもなっています。園では制作や読み聞かせに加えて「クリスマス音楽会」として大きな題材となっています。
それに比べますと「お花まつり」は大人でさえその由来や所作をよく知らない行事です。もちろん私も例外ではありません。さて今朝、園児たちはお家からお花を一本ずつ持って登園しました。
そのお花はホールで先生たちによってきれいに花御堂に飾られています。御堂の中に立っておられるお釈迦様の像を前にして「お釈迦さまってどんな人?」と先生とお話しをしていました。
そして「病気やけがをしませんように」「みんなが幸せになりますように」と小さな手を合わせました。
クリスマスのように賑やかではないですが、心にしみるような良い行事だなと感じました。
これからもちいさな季節の行事を大切にし、子どもたちの心とふれあう機会にしていきたいと思います。

きしゃぽっぽで並んで入場

みんなのお花がきれいに飾られました

お釈迦さまってどんな人?

お釈迦さま、お誕生日おめでとう