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2011年11月21日

先生たちのことを考える

先週土曜日、私は先生たちと一緒に加古川のB幼稚園を訪問し、そこでの公開保育研究会に参加してきました。
中山台幼稚園とおなじく「表現」を保育の中心においている関西一園の幼稚園とその先生たち総勢約150人の会です。
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朝の自由保育では中山台より一回り大きな積み木でダイナミックに遊ぶ姿が印象的でした。また年長のある組では木工に取り掛かっていました。のこぎりを使うのは2回目のようでしたが、木を押さえる係とペアになって「シューコ、シューコ」と楽しそうにやっていました。先生はそっと立って、子どもたちの興味の有りかや昨日までとの変化を見定めている様子でした。
さてホールに移って公開保育です。枝から離れる“葉っぱ”、強い雨に打たれる“落ち葉”、親りすのように仕事をしようとする“こりすたち”、冬への移ろいの中の“のうさぎたち”の気持ちをそれぞれの心の奥に持ちながら、身振りする子どもたち。先生はひとり一人の動きや表情を見逃すまいと追います。そして子どもの想いを引き出し、お友だちと話し合い、聴きあいします。子どもの気持ちや動きは先生の期待したものとすんなり一致する筈もありません。15分や20分の時間はすぐにタイムアップとなります。むずかしい保育です。また同じ保育は2度とありません。一生に1回きりの保育なのです。まさに“生もの”の子どもと先生が直に触れ合いぶつかり合いしながら進める保育です。中山台でも秋の園内研究会を行っています。自分の保育を公開し、周囲の先生から意見をもらって研究する場です。マニュアルも指導書もありませんので、この園内研に真剣に取り組み、自身の血肉にしていくしか道はないのです。反省会の最後には決まって涙が落ちます。そんな先生たちが挫けず、前を向いて、何度でも自分の殻を破って成長していくように手を引き後押しするのが私の務めです。
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昨日は近隣の他の幼稚園の園長先生と食事をご一緒し、お話を聞かせていただきました。「先生たち自身がやる気になって、目的意識を持って自ら気づき、より上質な保育を進んでやっていく。そういう先生たちのやる気をかき立てる、よい気づきの材料を用意することが園長の務めだ」と聞かせていただいた。また、この園では運動会などの行事には先生たちのご両親をお招きするそうです。先生たちの励みになるとともに、ご両親がご自身の子どもの先生という仕事や職場を理解し、応援者になってくれると言います。本当によいお話を伺いました。有難うございました。
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2011年11月11日

11月9日お誕生会

今日は11月のお誕生会です。
毎月恒例の行事ですが、お友だちからの歌や先生からの劇のプレゼントもあって
本当に楽しくほのぼのとする一日です。
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朝のお部屋「大きな積み木あそび」       朝のお部屋「おすもう、はっけよい」

誕生日を迎えた子どもたちがステージに上がります。
少し緊張した様子ですが、がんばってしっかりとした声でクラス名と自分の名前を言います。
「おめでとうの歌」に合わせて絵本のプレゼントをもらうころにはニコニコ笑顔です。
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年少さんの自己紹介                うたのプレゼント「くだもの列車」

さあ最後は先生たちの「出し物」ですが、準備の間に「おーちた、おちた。なーにがおちた」の手遊びします。
げんこつが落ちたら頭、かみなりが落ちたら、おへそを押さえます。
みんなの大好きなとっても大きな体の園務のSさんが落ちてきたら?さあたいへん!
大きく手を広げて懸命に受けとめようとします。本当にかわいいですね。

先生たちの劇は『大きなお芋』
おじいさんのお芋が一晩でとんでもなく大きなお芋になってしまいました。
おじいさん+おばあさん+こどもでも抜けません。
謎の人物「ゆいちゃん」?も登場し、最後は「ねずみ」さんの応援までもらいましたがダメです。
最後の最後、「幼稚園のお友だち全員で手伝ってー」、やっとこさ引っこ抜けました。
歌でも参加できるこのお話し、子どもたちには飛びっきり楽しかったようです。
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「おーちた、おちた。なーにが落ちた」      「大きなお芋」どっこいしょ
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「小石に描いたお顔」かわいい          朝、けんけんぱっで遊ぶ子ら    

2011年11月09日

音楽の秋です

昨日は幼稚園の園庭の一番下段にある「わんぱく広場」で子どもたちと遊びました。
この広場にはログハウスやお山、その下を通りぬけるトンネルがあります。
30メートルのロングローラーすべり台の終着駅でもあります。
ここから見るお空は少し細長いのです。
なぜならクスノキやヒマラヤ杉や桜やドングリの木々が枝を広げているからです。
その下では赤や黄色の葉っぱが重なり、またその下にはドングリがかくれんぼしています。
それらを使ったお話しや遊びはとっても楽しくて時間がすぐにたってしまいますね。
「お入りでーす」の声です。さあ、お部屋に戻りましょう。
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お山のうえ                               山小屋ログハウス

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すべり台の終着駅                          手づくりのカゴのなか

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赤や黄色の葉っぱのごはん                    トンネルは異次元空間 

そのあとは2階ホールで音楽会の練習です。
カスタネットが小さな手に乗っています。青い方が上ですよ。
「星野先生、星野先生、どこでしょう?」「ここです、ここです、ここですよー」のお歌に合わせてたたきます。
まさに「たたく」で、力いっぱいの音です。
「元気いっぱいだね。次は、お友だちと音をそろえて、きれいな音にしてみようね」のお話があって
さあもう一度トライ!あら!すごい。さっきとは音が違います。まるでカスタネットで歌っているように変わってきました。小さな音、やさしい音もちゃんと出せました。「ご用意」「おわり」もピタッとそろいました。

12月3日の本番が楽しみですね。
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カスタネット始めるよ                          青い方が上ね

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元気いっぱいだね                           お友だちとそろえよう

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小さな音だよ                              きれいな音だよ