日本野鳥の会から「ツバメの先生」ご来園(5月29日)
今日は「日本野鳥の会ひょうご」から、ツバメのことをいろいろ教えて頂こうと先生をお招きしました。
年中の子どもたちに「先生のお名前はまるちゃん、ツバメのことが大好きです」と自己紹介があり、さっそく図鑑の写真を見せてくださりながら、ツバメの生活についてお話ししてくださいました。
園のツバメの巣、いま卵を抱えているかも(おかあさんツバメ、がんばって!!)
春に南の国からはるばる日本にやってきて、巣を作って子育てをすること
オスとメス、一羽ずつのペアで巣をつくり、その巣は泥や草を口でお団子にしたものを使ってつくること
ツバメの口はすごく大きく開くようになっていて、空中の虫を大きな口を開いたままで飛んで捕まえること
赤ちゃんの口も大きく開く子どもが一番お腹が空いているのかなと思ってエサをあげること
そのほかにも、鳴き声を聴かせてくださったり、ハトやスズメの歩き方とどう違うかなど興味深いお話しがたくさんありました。
子どもたちは目を真ん丸にして耳をそばだてて、実際に山本駅や園の軒下で見たツバメたちの姿や動きをはっきりと思い浮かべながら、楽しく過ごすことができました。また、口を大きく開けて飛ぶツバメを身振り表現したり、ツバメの歌をまるちゃん先生に聞いていただいたり、本当に面白くあっという間の時間でした。まるちゃん先生、本当にありがとうございました。
従来から、自然や環境と触れ合うことを大切にし、その中から身をもって体験し、心に豊かなものを育てていこうと考えて保育を進めてきました。今回は園の外から専門の先生に来ていただき、ツバメの保育だけを考えてもその幅や深みを増すきっかけになると感じました。新しいことをどんどん増やしていくことも一つの方向ですが、それでは保育が忙しくなるばかりです。本当に子どもたちのためを考えて、今あるものをさらに磨き、質の向上を図ることも大事だなと思います。