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2012年05月29日

日本野鳥の会から「ツバメの先生」ご来園(5月29日)

今日は「日本野鳥の会ひょうご」から、ツバメのことをいろいろ教えて頂こうと先生をお招きしました。
年中の子どもたちに「先生のお名前はまるちゃん、ツバメのことが大好きです」と自己紹介があり、さっそく図鑑の写真を見せてくださりながら、ツバメの生活についてお話ししてくださいました。

s図鑑を見ながら.jpg   sこんなに大きい口.jpg
  
s口を開けたまま2.jpg   s捕虫網エサ取り.jpg

s歩き方は?.jpg   s5.25ツバメゆり.jpg

sえさ.jpg   s中つばめとつつじとハチとだんごむし.jpg

s園のつばめの巣.jpg
園のツバメの巣、いま卵を抱えているかも(おかあさんツバメ、がんばって!!)

春に南の国からはるばる日本にやってきて、巣を作って子育てをすること
オスとメス、一羽ずつのペアで巣をつくり、その巣は泥や草を口でお団子にしたものを使ってつくること
ツバメの口はすごく大きく開くようになっていて、空中の虫を大きな口を開いたままで飛んで捕まえること
赤ちゃんの口も大きく開く子どもが一番お腹が空いているのかなと思ってエサをあげること
そのほかにも、鳴き声を聴かせてくださったり、ハトやスズメの歩き方とどう違うかなど興味深いお話しがたくさんありました。
子どもたちは目を真ん丸にして耳をそばだてて、実際に山本駅や園の軒下で見たツバメたちの姿や動きをはっきりと思い浮かべながら、楽しく過ごすことができました。また、口を大きく開けて飛ぶツバメを身振り表現したり、ツバメの歌をまるちゃん先生に聞いていただいたり、本当に面白くあっという間の時間でした。まるちゃん先生、本当にありがとうございました。
従来から、自然や環境と触れ合うことを大切にし、その中から身をもって体験し、心に豊かなものを育てていこうと考えて保育を進めてきました。今回は園の外から専門の先生に来ていただき、ツバメの保育だけを考えてもその幅や深みを増すきっかけになると感じました。新しいことをどんどん増やしていくことも一つの方向ですが、それでは保育が忙しくなるばかりです。本当に子どもたちのためを考えて、今あるものをさらに磨き、質の向上を図ることも大事だなと思います。

2012年05月25日

園内講演会「やる気を育てる子育てコーチング」(5月25日)

今日は武田建先生をお招きし、「やる気を育てる子育てコーチング」のテーマでご講演いただきました。
 武田先生は元関学アメリカンフットボール部(大学・高校)の監督として永年指導され、何度も日本一を獲得する常勝チームを育てられたことで有名です。近年はご専門のカウンセリング心理学の観点から、「子育てコーチング」をテーマにお母さまお父さまや保育者対象の勉強会を各所で開かれています。今回の講演は全日本家庭教育研究会大阪コミュニティ代表の山下清様のご紹介により実現しました。両先生に心から感謝申し上げます。

s講演会風景.jpg   s5.25武田T講演.jpg


 お話しの大事なことはたくさんありましたが、特に①子どもを誉めるためのツールとしての「お約束表」のこと ②一日10分(20分)間、時間を区切って子どもと遊ぶことに集中すること の2点にまとめられました。どちらも簡単そうでありながら、難しく考えてしまい、実際には実行に移せないこと(または続けられないこと)が多そうです。
しかし、先生のお話しを伺っていますと、「これならやれそう、やってみよう」と思えてきました。
「お約束表は、子どもをよく見て、少しずつ、一つずつ、進めてください。既にできている当確のことも一つお約束に入れてください。出来ていないことや悪いことばかり見てしまい勝ちですが、当たり前のことも、出来て当たり前と見ないで、具体的に誉めてあげてください。叱る時もあれもこれもでなく、一つだけ具体的に叱ってあげてください。」
「10分間は、子どもがお母さんを独占できる時間です。お母さんが、家事や仕事を横において、子どもに集中する時間です。子どもがやっていることをよく見て、子どもがやっていることを、声に出して言いましょう。この時間は子どもが葉っぱを赤く塗っても、花を緑で描いても黙っていましょう。子どもの遊びを100%受け入れてください。子どもとお母さんの関係は、グーンと深まりますよ!」

保護者の皆さんから、質問の手が次々上がるのにも、丁寧にお答えいただき、もっと時間があれば・・と思う中、今回の講演はお開きとなりました。「先生自身の子育てや指導者としての経験談やユーモアあふれるお話しで非常に分かりやすかった」「すぐに家で始めてみようと思う」など大好評でした。
今年は園の方針として「子育て支援の強化」を挙げており、その中の柱として今回の講演会をPTA教養委員の皆さんと一緒に企画し実現することが出来ました。今年度のうちにもう1回、子育て支援セミナーを企画したいと考えています。期待してお待ちください。

2012年05月18日

雲雀丘学園小学校の学校説明会に参加して(5月18日)

今日午前中は学園小学校の学校説明会に参加してきました。同じ学園内のことであるからこそ、幼・小・中・高の一貫校として、他校種の方針や教育内容をしっかりと理解しておきたいと考えています。また、内部進学をお考えのお子さま並びに保護者の方々に対しては、ご希望がかなうよう丁寧にフォローして参ります。今日も説明がありましたが、お子さまに何か特別な準備を必要としてはおりません。知識の有無や量、質問に対する正解・不正解などより、日常生活(遊びやお手伝い)のなかで自然に身につくものを重視しています。また、自分で一生懸命に考える、工夫したり試したりすることが大切です。

具体的に入学までに身につけておきたいこととして
1.規則正しい生活(基本は早寝、早起き、朝ごはんです)
2.場に応じたあいさつ(おはよう、ごめんなさい、ありがとう、さようなら・・・)
3.自分のことは自分でできる(大人のがまん、引いて待つことが必要です)
4.友だちとの関わりを楽しめる(むずかしいことですが、その場の状況に応じて楽しめると良いですね)
5.自分の思いを表現できる(私も上がり症でした。いろんな場で慣れていってほしいです)
6.身の回りの変化に敏感になる(四季の移り変わり、生き物や草花の成長の様子・・)
7.小さな成長を認められ、自信をもつ(一見いつもと同じ姿でも、子どもはいろいろ考え、頑張っているんですね)
が挙げられました。
説明役の先生が言ったとおり、これらのことは単に入学試験のためではありません。小学校以降の学びの力、成長のためには子どもたち全員に身に着けてもらいたいことです。園での生活を通じて、ご家庭との二人三脚で園児のみんなが立派に育っていくように頑張って行こう!と改めて気の引き締まる思いでした。

2012年05月15日

未来は宇宙飛行士か!

5月21日は関西で282年ぶりに金環日食が見える日とのこと。
全地球上で言えば、そんなにも珍しくなく観測できる現象だそうですが、ここ宝塚で観ることができるのは本当にラッキーなことです。そこで幼稚園では、開始時刻を30分後にずらすことにしました。安心してご家族と一緒に安全な方法で、この不思議な宇宙現象に目を向けてもらおうという訳です。
今年は月食や、太陽面を金星が通過するという、これまたもっと珍しいこともあるそうです。子どもたちの夢が広がって「卒園生の中から未来の宇宙飛行士やロケット博士が出たりするかも!?」と私も夢を見ています。
さあ、先生たちも朝礼前に園舎屋上に上がってしっかり見ることにしましょう。なんだかワクワクしてきましたねえ。

2012年05月10日

「未就園児わくわく体験幼稚園」のお知らせ

来る5月19日(土)に今年第1回目の未就園児「わくわく体験幼稚園」を行います。
40組を予定しておりましたが、連休明けの時点で既に48組のお申し込みを頂戴しました。まだご希望の方もおられましたが、第2回目以降でのご参加をお願いすることになり、大変申し訳ございませんでした。
第2回目以降(6月2日、16日、7月7日、8月25日)につきましても、既に予定組の半分を超えてお申し込みを頂戴しております。大変楽しみにご期待くださいまして誠に有り難うございます。
そこで、第2回目からは100組までご参加いただけるように変更いたしました。1日に2部実施することとし、第1部は午前10時から、第2部は11時から、各部50組ずつご参加いただけます。内容はどちらも同じです。
どうぞこの機会に、本園の自然に恵まれた環境の中で、お子さまとお父様お母様ご一緒に存分にお遊びください。私どもの教職員一同、心からお待ち申し上げております。
本園HPトップの「詳細はこちらから」をご覧ください。

2012年05月08日

親子遠足(5月7日)

朝9時、池田の五月山公園に「おはようございます」の大きなご挨拶が聞こえてきました。
電車やバス、乗用車に乗り合わせ、みなさん笑顔で集まってきてくれました。
4月、親と離れた初めての園生活に戸惑った子どもたち、進級してクラス名も部屋も先生も友だちも新しくなった子どもたち、お父様お母様も同じ気持ちの方も多くおられたかと思います。
それも3週間が過ぎ、少しずつ新しい生活に慣れ、楽しい部分も出来てきた時、待ちに待った黄金週間がありました。たっぷりと家庭の温かさに浸った長いお休みも終わり、さあ、もう一度、にこにこわくわく「幼稚園に行きたーい」(来てほしい)気分に転換したい時です。
さて、家族の方と一緒の親子遠足!年少さんだけでなく、年中・年長さんもやっぱり手を繋いで嬉しそうです。
クラス写真の撮影、ウォンバットや羊などかわいい動物の見学、自己紹介、親子ゲームと続き、お楽しみのお弁当タイム、いくつもの仲良しの輪ができていました。
心配されたにわか雨もなく、朝は曇り空だった子どもの顔にも、お昼には安心した頬笑みが見えホッとしました。
またあしたから、みなさん元気に幼稚園で会いましょう!