あおいくま(12月14日)
先日「ファミリーヒストリー」というNHKのTV番組を偶然に見ました。主人公はものまねのコロッケさんとその家族(おじいちゃん、おばあちゃん、おかあさん)です。そのコロッケさんが小さな子どもの頃、貧しくて生活が苦しくて、毎日おかきだけを食べて過ごさなくてはならなかった頃の話が強く印象に残りました。
そんなある日、お母さんが子どもたちに「あおいくま」と書いた紙を見せてお話しされたそうです。「おあいくま」とは「あせるな」「おこるな」「いばるな」「くさるな」「まけるな」の最初の一文字を取ったものでした。もともとは禅宗で「おいあくま」という言葉があるとのこと、心に迷いや苦しみがあるときの心の持ちようを諭された言葉だといいます。このエピソードはコロッケさんの著書(書名「あおいくま」)でも恐らく書かれていると思います。私はまだ読んでいないので間違えているかもしれませんが、「おいあくま(悪魔)」ではなく「あおいくま」に並び替えて子どもたちにお話しされたお母さんの愛情ややさしさに胸打たれました。このことがコロッケさんの人生を支える力になっていると言います。この言葉のことを幼稚園のこどもたちにも何かの機会にお話ししてあげたいと思いますとともに、私自身の毎日のスイッチオン・オフの言葉にしたいと思いました。
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