「すべては、園児の笑顔にために」
以前、某ビールメーカーが「すべては、お客様のうまいのために」というキャッチコピーを使っていましたが、幼稚園では、「すべては、園児の笑顔のため」という気持ちで日々の保育を行っています。その一例を紹介しますと、
昨年の年長クラスはお泊まり保育の前に、一里松キャンプ場に住むインディアンの酋長“タイガー・ビリー”からの手紙を受け取りました。今年は同じく一里松に住む忍者“一里丸”からの長い手紙が届きました。内容は一里松で忍者の修行をして君たちも忍者になってほしいこと、そしてその修行方法が書かれていました。ただでさえ園児たちが楽しみにしているお泊り保育は、この手紙でいやがうえにも期待や楽しみが増します。
赤毛のアンの有名な台詞に、「何かを楽しみに待つということが、その嬉しいことの半分に当たるのよ。そのことはほんとうにならないかもしれないけれど、でもそれを待つときの楽しさだけは、まちがいなく自分のものですもの。あたし、なんにも期待しないほうが、がっかりすることより、もっとつまらないと思うわ。」とあります。
小学校の先生は、如何に教えれば子どもたちが勉強に関心を持つようになるかを考えると思いますが、幼稚園の先生は、如何に遊べば園児たちがより楽しい幼稚園生活を送れるかを考えます。毎朝、園児が笑顔でそして大きな声で「おはようございます。行ってきます。」と言ってくれるのが私にとって何より嬉しいことです。
余談ですが、某ビールメーカーとは雲雀丘学園の創立者が作った会社とは異なります。