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2015年07月24日

「夏祭りを開催しました」

昨日、お天気が心配されましたが始まる頃には雨もあがり中山台幼稚園の「夏祭り」が無事開催されました。帰りのバスが20時近くなった園児もいたので、少し疲れたかもしれませんが、歌のショーあり、お遊びあり、盆踊りあり、PTAのお母様が作ったカレーもありで、園児たちには大いに満足して喜んでもらえたと思います。

この「夏祭り」は、毎年秋にPTA主催で開催していただいていた「ひばり祭」に代わるもので、今回から主催も幼稚園に変更になりましたが、PTAの皆様のサポートなしでは出来ないことでしたので、お手伝いいただきましたPTAの役員の皆様には心から感謝申し上げます。有難うございました。

「夏祭り」の中身について少し触れますと、歌のショーは出演していただいた『アンニョン・クレヨン』さんの見事な歌唱力、曲の選定、演出で子どもたちは大いに盛り上がりました。コンサートで盛り上がるのは大人ばかりではないのですね。お二人とも宝塚の在住で活躍されていらっしゃいますので、これをご縁にまた中山台幼稚園で歌っていただきたいと思っています。
また、園児一人ひとりが製作した提灯を園庭に吊るし、雲雀丘学園小学校からお借りした大太鼓の響きで、盆踊りの風情を子どもたちに味わってもらったのではないかと思います。

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2015年07月21日

「大事にしたい同窓会」

7月20日の「海の日」に今春卒園した子どもたちの同窓会があり、たくさんの卒園児が元気な顔を見せてくれ大変賑やかで嬉しい限りでした。
幼稚園での3年間で年長児はだいぶ兄さんやお姉さんらしくなりますが、やはり小学校にあがるとさらにまた大きくなって幼児から児童に成長していきます。同窓会に来てくれた卒園児たちも小学生らしい元気さに溢れ、プール遊びでは背泳ぎやバタフライまで披露してくれる子どももいて頼もしい限りでした。

中山台幼稚園の園児たちは比較的広い範囲から通園して来るため、通う小学校はバラバラになります。そんなこともあり毎年7月に小学1年生を対象にした同窓会と12月に1年生から6年生までを対象にした同窓会をしています。
良い幼稚園や学校とは何か?それを計る尺度はいろいろあると思いますが、卒園、卒業して同窓会があれば行ってみたいと思うのもその尺度の大事な一つではないでしょうか。それはその幼稚園や学校でいい思い出がありいい友達やいい先生がいたからで、毎年の同窓会に出来るだけ多くの卒園児に来てもらえる、そして故郷のように感じてもらえるそんな幼稚園にしたいものです。

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2015年07月13日

「松本先生(保育主任)を囲む会」

7月10日にPTA教養委員会さんの主催で「松本先生を囲む会」があり私も出席させていただきました。2年おきくらいに「園長を囲む会」はありますが、「保育主任を囲む会」は新しい試みで、松本先生の保育に対する考え方、ひいては中山台幼稚園としての考え方を保護者の皆様にご理解いただける機会にもなり大変有意義な会になりました。お世話をいただきました向山教養委員長さんはじめ教養委員の皆様に心から感謝申し上げます。

松本先生の話を聞きながら感じたことの一つは会の最後の挨拶でも申し上げましたが、中山台幼稚園の特色保育である「身振り表現」に関してです。その季節折々の生き物や草花などを観察して身振りで表現する保育ですが、その意味合いは自然へ興味を持つこと、その生き物になることで他者を思いやる心を育てることに加え、例えばザリガニを見て、ザリガニの絵を描くだけより、ザリガニの動きをよく観察をして、頭の中でその動きを反芻して、自分自身で実際に身振りで表現することで、ザリガニがより身近な生き物に感じ、より関心が深まることもこの「身振り表現」の大事な点です。

そしてもう1点は、特に幼児期は様々な「楽しいこと」をなるべく数多く経験させることが、その後の可能性の広がりにつながるという話でした。よく健やかな成長という言葉が使われますが、幼児期の子どもの健やかな成長に欠かせないものがこの「楽しいこと」の経験ではないかと思います。そして私にも経験がありますが、幼児を持つ親が子を見て本当に嬉しく感じることは、何か楽しいことをしている時の明るく元気で屈託のない我が子の姿であり、それがまた親にとっての最良の癒しではないでしょうか。

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2015年07月08日

「人間はツバメのガードマン? パートⅡ」

今年6月、中山台幼稚園のエントランスにできたツバメの巣から雛鳥が巣立ったことは先月の「園長だより」で紹介させて頂きましたが、嬉しいことにその後また三つもツバメの巣ができました。ただ残念ながらそのうちの一つがカラスの攻撃に会い壊されてしまいました。

用務員の小谷さんが前回と同じようにカラス除けのすだれを付ける寸前の出来事で、カラスが攻撃したのは幼稚園が休みの土曜か日曜です。人がいない隙を狙われたかっこうです。一方、阪急中山観音駅では順調に今年2回目の子育てが始まっています。駅の場合は休日に関係なく人の往来があるので、カラスは攻撃出来ない格好の安全地帯なのでしょう。尚、駅でも流石に深夜は人の往来はなくなりますが、この時間帯はカラスの活動時間外です。

残りの二つ巣は、人間の威信をかけ守り抜く覚悟です。このため小谷さんが壊れたビニル傘を再利用して新作のカラス除けを開発してくれました。やっぱり人間はカラスの最良のガードマンですね。

【新作のカラス除け】            【新しい巣】
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【新しい巣】                  【各種カラス除け】           
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2015年07月02日

「スキマの植物」

中山台幼稚園の男の子は昆虫好きですが、女の子は花好きな園児が多く、登園時に自宅の庭や道端に咲いていた花を持って来る園児や、外遊びの時に園庭に咲くタンポポなどを集めている園児がたくさんいます。昆虫にしろ花にしろ自然に関心を示してくれるのはいいことだと思います。私自身、趣味でバラの栽培をしていますが植物に関心があり、また土いじりをしていると何故か無心になれ喜びを感じます。

よくこんなところに草が生えていると感心することがあります。以前「ど根性大根」が話題になりましたが、コンクリートの裂け目などスキマに育つ植物を写真に撮って図鑑にされた植物学者の塚谷先生によれば、「広々した野原は植物にとってよい環境に見えますが、みんなによければそれだけ厳しい競争があり、厳しい競争をやりたくない植物にとっては実に過酷な環境です。一方、スキマは狭いけれどいったん生えたら光はとり放題だから無理に伸びる必要がないのでその植物にとってはいい環境です」とのことです。

続けて塚谷先生曰く、「人間も植物も生き物ということでは同じで、外から見た居心地でなく、自分自身にとっての居心地で選べば無理な労力をかけずとも伸び伸びと暮らせる世界が見つかるのではないですか」とのこと。子育てのヒントにもなる話でした。