広がる世界~自然の世界
今日は、保育参観でした。入園、進級して10日余りたちました。子どもたちは、幼稚園という新しい世界に跳びこみ、それぞれのペースで自分の世界を広げていっています。幼稚園生活に慣れてほしいと願うあまり、ついつい椅子に座る事や自分の荷物をロッカーにしまう事、名前を呼ばれたら返事をするなど、園生活で自分でやってほしいことに目が行きがちになってしまいます。けれども生活面以外に、幼児期にとって一番大切な「遊ぶ」中で成長することに重点を置いて保育をしていきたいと思っています。4月、5月は春の自然に触れ、親しみをもって遊んだり、いろいろな発見したり、面白さに気づくなどのねらいを持って、幼稚園の庭に積極的に子どもたちを連れ出しています。自然の世界は、日々変化し、毎日異なる体験ができます。昨日見つけたダンゴ虫が、今日はいなかった。と思ったら、大きなアゲハチョウが飛んでいるのを見つけることが出来た。大きく咲いていたたんぽぽがしぼんで、綿毛になりかけていたなど、天候にも、気温にも左右され、私たちに様々な姿を見せてくれます。けれども、しっかり見ていかないとその変化や面白さを見つけることは出来ません。
「自ら見、自ら思い、自ら考える」幼児の内面の育ちを、自然との実体験、話し合い、表現活動を通して積み上げて、子どもたちの世界を広げていきたいと思います。
▼ダンゴ虫探しをする子どもたち
▼つつじの葉の上に毛虫を見つけました。
▼藤棚に来る蜂を見つけました。