中山台幼稚園の1年間の保育の集大成ともいうべき「生活発表会」が、私から言うのも手前味噌に
なりますが、大成功に終わりました。子どもたちは自由に伸び伸びと素晴らしい演技を披露して
くれました。また、先生方も子どもたちが本来持っている表現力を上手に引き出してくれました。
何より嬉しかったことは、どの園児も通園バスから降りてくる時からハイテンションでやる気満々、
自ら楽しんで演技していたことです。そして歌も全員が大きな声で声を揃えて歌ってくれました。
ご存知の通り、中山台幼稚園の「生活発表会」で披露する「劇遊び」はあらかじめ先生が用意した
台詞や演技を覚えるのではなく、子どもたちと先生が一緒になって作り上げていくものです。
そんなわけですから毎日、練習のたびに台本も変わっていきます。そしてその練習の過程で子ども
たちの積極性や自発性が養われていくと思われます。
当日の挨拶でも申し上げましたが、ある幼児教室の先生が、この幼児教室には中山台幼稚園の園児の他、
いろんな幼稚園の子どもたちが通っているとのことですが、その中で中山台幼稚園の園児が一番意欲的、
積極的との大変嬉しい話を伺いました。
以前の園長だよりでも紹介しました通り、幼児期の教育とは何が上手に出来たかという行為や行動の
結果の良し悪しを評価するのではなく、その行為や行動に向かっていく子どもたちの心身のありよう
を大事にすることだと言われています。中山台幼稚園の表現保育も、ごっこ遊びのように本来子ども
たちが何かになりたいしたいという思いを大事にしていくものですから、この保育の伝統を大切に
守り続けていきたいと思います。