園での生活を見てみよう!

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園での生活を見てみよう!

園長だより 「夢を持つことの大切さ」

6月17日に学園PTA主催の「文化講演会」があり、プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎氏が講師として
招かれ、「80歳のエベレスト挑戦-夢諦めず、夢高く、夢いつか頂へ―」というテーマでお話しいただきました。

皆さんもご存知のように、三浦氏は富士山の直滑降などプロスキーヤーとして活躍されていましたが、65歳の時
に、5年後の70歳でエベレスト登頂を果たすという目標を立てられたそうです。但し、その時点ではハイキングの
ような山登りでも息切れするという始末で、人間ドッグの検査結果も、医者もあきれるほど全ての検査項目が悪かっ
たそうです。それから外出時には常に両足に重りを付け20 kg近いリュックを常に背負うというトレーニングを始めら
れ、2003年にエベレストに世界最高齢(ギネスブックに掲載)となる70歳での登頂を果たされました。

さらにその後、75歳でまたエベレストに登頂され、誰もがこれでお終いと思っていました。また、翌年の76歳の
時にはスキーで骨盤を複雑骨折し、普通の人であれば、車椅子での生活を余儀なくされるところでした。ところが奇
跡的に回復され、そして2013年5月、ついに80歳での3度目のエベレスト登頂に成功されました。

アメリカの詩人、サミュエル・ウルマンの「青春」という詩に、「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を
言う。青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、
怯懦を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。年を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる」とありますが、三浦氏のお話しを伺っていて、現在85歳の三浦氏は今も夢を
抱き続け、まさに青春のただ中にいらっしゃると感じました。そして三浦氏は最後にこう言われました。「次の夢は
90歳でまたエベレストに登頂することです」と。