今週の月曜日・・・ちょうど今から16年前の1月17日。阪神大震災がありました。
忘れもしない出来事・・・今の子ども達にとっては、想像もできないことでしょう。あの震災で、たくさんの尊い命が失われました。命の大切さはもちろんのこと、同時に、あの震災でたくさんの事を学んだ日でもありました。
幼稚園の子に地震の事は未だちょっと難しい話なので、どんな風に子ども達に伝わるのか気になっていました。~当日のお部屋の様子はどんなだったでしょうか~
「地震て知ってる?」(と先生)。「知ってる!!」(と子ども達)。
「みんなが産まれるずーっと前、先生達がまだ子どもの頃、大きな地震があってね、たくさんのお家が壊れたり、人が死んじゃったの・・・」(と先生)「早く逃げればよかったのに!」(と子ども達)。
「みんながまだ寝ているころに地震がきたから、逃げる時間もなかったの!」子ども達は、先生の話にポカーンとした表情で聞き入っていました。
「だから、みんなは地震が来たら、お父さん・お母さんのお話をよく聞いて、机の下に隠れたり、お外に逃げたり、みんなが怪我をしないように安全な所に逃げるんだよ。地震は いつ来るかわからないからね・・・」(と先生)。その話に「お母さんが死んじゃうと思って・・・・」と泣き出してしまったお部屋もありました。「私、地震が起きませんようにってお祈りしておこう!」「私、お祈りしていないのに全然地震来たことないよ!」(と子ども達)。「お母さん達が毎日お願いしてくれてるから、地震来ないのかな・・・・・」(と先生)。「・・・」と暫く考えて「お母さんじゃなくてお父さんがお祈りしているの!」(という子)。各クラスの担任から色んな話しをしました。子ども達は一人ひとり色んな感じ方をしました。
未来があるたくさんの人たちの命が一瞬にして閉ざされてしまった無念さまでは子ども達に届かないかも知れません。でも、命の大切さなど少しでも子ども達の心に響いてくれたらいいなあ!と願う一日となりました。子ども達が今日の保育室で
☆あんなに大きな怖い地震は 二度と起こってほしくないもの!
☆地震が起きたら、お家の人の話をよく聞いて安全確保すること!など子ども達なりに、何かを学んでくれていたらいいなあ!と思いました。
(注)ここに掲載の写真2葉は、柔らかな日差しに恵まれた始業式(11日)の光景です。今年の「1月17日」は雪のきらめく朝でした。