「自然が育む力を大事にする」
この時期、園児たちは家の庭や近所で捕まえたカマキリやバッタを虫かごに入れてよく登園して来ますが、これは中山台幼稚園の特色保育の一つである表現保育の題材に使うためです。前々回の園長だよりにも書きましたが四季折々の生き物や草木をよく観察してその生き物や草木になったつもりで全身を使い身振りで表現することで、相手の気持ちに寄り添うことや表現力を身に付けることに役立ちますが、また同時に生き物や草木に興味を持ち、自然に関心を向けるきっかけにもなります。実際昆虫や花が好きな園児が多く、時々登園時に道端で見つけたかわいい花を私にプレゼントしてくれる園児もいます。
中山台幼稚園の園庭には南側に自然の地形を利用した長い滑り台のある斜面があります。その東側にも現在は使用していませんが園庭があり、ここには大きなくぬぎの木やとちの木が生え、秋にはどんぐりやとちの実が採れます。また昆虫たちも多い場所ですので、ここを整備して園児たちが安全に遊べ、園の中でも自然に接する機会を増やしたいと思っています。