園での生活を見てみよう!

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園での生活を見てみよう!

園長だより 「イクメン」の重要性

ご覧になった方もあるかと思いますが、1月31日にNHKで「科学で迫る母の謎」という番組が
放映されました。その内容の一部ですが簡単に紹介しますと、人類の祖先は200~300万年前に
直立二足歩行を始めました。そのことによって骨盤が狭まり、産道も狭くなったことで、
人間の赤ちゃんは他の動物と違い脳や身体が未発達な段階で生まれてくるようになったようです。
例えば馬の赤ちゃんは生まれてすぐ立ちますよね。未熟な赤ちゃんですから当然のことながら
母親が24時間付きりで育児をしないといけないわけです。その母親の負担を少しでも軽減する
ために太古の昔から、子育ては集落などの中で皆で協力し合って行ってきたようです。
今でもアフリカの奥地の村ではそのようにして子育てをしているとのことでした。
それが現代社会では核家族化が進み、母親一人で子育てをしなければならないケースが増え、
そのことが肉体的にも精神的にも母親の大きな負担になっているとの話しでした。 

私事で恐縮ですが、私には34歳なる一人息子がいますが、息子が子どもの頃私は今でいう
「イクメン」とはほど遠い存在の父親でした。言い訳にもなりませんが、仕事に追われ毎晩帰りは
遅くほとんど余裕のない生活を送っていましたので、子育てはもっぱら家内任せでした。
ところが息子に子ども(私にとっては孫)が生まれ、商売柄もあり孫の成長を関心を持って
そして何より楽しみを持って見ると同時に子育ての大変さがよくわかるようになり、
「イクメン」の重要性を今さらながら遅きに失しますが、認識を新たにした次第です。 

幼稚園でも「預かり保育」の充実や、未就園児を対象としたイベントを開催して母親同士の
交流の場を提供することなど、少しで子育て支援につながる活動をしていきたいと思っています。