先日の朝日新聞に「日本式教育の輸出に期待」というコラムが掲載されていましたので紹介します。
このコラムを書いたのはエジプトの特派員ですが、日本ではごく当たり前の光景をエジプトの人々は驚き、
そして褒めたたえるようです。例えばエレベーターや列車の乗り降りで日本では降りる人がいなくなる
まで待ちますが、エジプトではドアのあたりで押し合いへし合い、収拾がつかなくなることも珍しくない
とのことです。
エジプトのシーシ大統領は、そういう「規律」のなさがエジプト発展の阻害要因になっていると考え、
そこで目を付けたのが「規律」や「協調性」を重んじる日本の学校教育でした。
日本の学校教育では給食や掃除の当番があるのは当たり前で、みんなで協力し合うことが「公」の
精神も育むことにつながりますが、エジプトでは実施されていない日本式の当番制を大統領は取り入れ
たとのことです。
もちろん日本の幼稚園でも日頃の保育の中で「規律」や「協調性」を重視しています。規律正しく
落ち着いて先生の話を聞くことや友達との関わり方を学ぶことは、就学後の子どもたちの成長に
欠かせないことと思っています。
自動車などの工業製品はもとより最近流行の日本食同様、日本式教育が海外で評価されるように
なれば素晴らしいことですね。