先日、宝塚市の主催の「性的マイノリティと人権について」というテーマの研修会に参加しました。
ご存知のように[LGBT]とは、Lはレスビン、Gはゲイ、Bはバイセクシャル、
Tはトタンスジェンダーの略です。
ところで、[LGBT]の方が日本にどのくらいいるかご存知でしょうか?
13人に1人。割合から言えば、左利きの人や血液型がAB型の人と同じ割合とのことでした。
研修のなかで、実際に [LGBT]の方のお話しを伺いました。その方は元々お女の子として
生まれましたが、現在は戸籍を男性に変えられています。幼稚園の時からボーイッシュで、
遊び相手も男の子ばかり。小学生になる時に買ってもらった赤いランドセルが嫌で嫌で仕方なった
そうです。中学は制服になりますが、スカートが嫌で、でもどうしても穿かないわけにいかないので、
下にズボンを穿いていたところ、ひどいいじめに合い、担任の先生の理解も得られず、生きること
自体が苦しい日々が続きましたが、ソフトボールに打ち込めたことが唯一の救いだったそうです。
その方の話を聞いていて、[LGBT]は特別でもなく、病気でもないという事実。ありのままに
自分らしく生きれない事実。[LGBT]の多くの方が生きる苦しさに耐えながら日々を過ごして
いることがわかり、これはまさに人権問題であると思いました。
教育現場では特に、[LGBT]の正しい知識と理解が何より必要で、[LGBT]の子ども
たちの存在を深く理解し、支援していくことが求められています。
私も知らなかったことが多く、大変勉強になった研修会でした。