今年の「生活発表会」もPyeongChang Olympicと同様、子どもたちは人に感動を与える
生き生きとした素晴らしい演技を披露してくれました。年少組は仕草や存在そのものが
可愛いですが、年長組になると一人で何役もこなし、かなり長い台詞でも間違えること
なく言え、頻繁にある小道具の出し入れもスムーズに行えます。この3年間の子どもたち
の成長ぶりがよくわかると同時に、子どもたちが持つ可能性にいつも感心します。
「生活発表」はこの時期、どこの幼稚園でも1年間の保育の総仕上げと位置付けています。
特に中山台幼稚園では、年間通して行っている「表現保育」の集大成です。1学期はダンゴ虫
から始まり、ツバメ、カエル、ザイリガニといった生き物の身振り表現をして楽しみます。
そして2学期には、ドングリや落ち葉、木枯らしといった秋の自然を身振りで表現をします。
今回の「生活発表」で披露した「劇遊び」は、物語という架空の世界で実物がありませんので
その分難しいと思いますが、これまでに培った表現力や、その物語に対する興味、そして
その役を演じてみたいという好奇心の強さから、見事に演じ切ってくれたと思います。
そして、私がさらに感心することは、「運動会」や「クリスマス音楽会」の時もそうですが、
誰一人そっぽを向くことなく、すべての子どもたちがそれぞれの役割を見事に演じてくれた
ことです。このことは中山台幼稚園の大きな誇りです。感動を与えてくれた子どもたちの
熱演と、それを支えた先生方の努力に心から敬意を表したいと思います。