生活発表会の当日、朝バスから降りて来る特に年中、年長のこどもたち全員が
ハイテンション。やる気満々、闘志に燃えた様子でした。そして実際本番でも、
見る人の心に感動を与える素晴らしい「劇遊び」や「歌」を披露してくれました。
実は、今日も各クラスで生活発表会で披露した「劇遊び」をしました。今日は、
本番でしなかった役を各自の希望を聞きてしてもらったのですが、自分はこの役を
やりたいというような積極的発言が飛び交い、自分の役でなかった台詞でも驚くほど
覚えていて、本当に楽しんでいたようです。恐らく、先生からの指示だけで動く
お仕着せの劇では、こんなふうにはならないでしょう。「劇遊び」は絵本や物語
を読み聞かせ、その物語が好きになり、そこに登場する人や動物、昆虫、植物に
なりたい、その役を演じたいという思いを大切にしていますので、子どもたちは
本当に「劇遊び」が好きになります。
「運動会」にしても、「クリスマス音楽会」にしても、この「生活発表会」に
しても、結果(当日の出来栄え)に注目してしまいがちですが、本当に大事な
ことは、何かが上手に出来たかどうかという行為や行動の出来栄えの良し悪しを
評価するものではなく、その行為や行動に向かっていく子どもの心身のありよう
を大事にするものです。「劇遊び」はまさに、子どもたちが好きで楽しみながら
仕上げていくものですから、劇に仕上げていく過程そのものに価値があると言えます。
自画自賛になりますが、本当に見ごたえのある「劇遊び」を披露してくれました。
子どもたちと先生方に心から感謝です。