本来、一年の内で一番気候が良く、楽しいはずのゴールデンウイークが、今年はStayHomeウィークと
なってしまいましたが、如何お過ごしでしょうか。休園が長引き大変なご負担をお掛けしております。
学園長ブログにも書かれていましたが、今回ご協力をお願いしました簡易防護服は、雲雀丘学園全体
で1500着以上集まり、5月1日に宝塚市と川西市の医師会にお届けをしました。ご提供ください
ました皆様には心から感謝申し上げます。実は、この簡易防護服作りについては、多少経緯があり、
私も少し関係していることから、そのことを書かせていただきます。
4月20日に雲雀丘学園の学園長、校長、園長が集まるコロナ対策の会議があり、その折に雲雀丘学園
として、新型コロナウイルスの感染拡大で、いろいろな方が困っておられるので、何か役に立つことは
出来ないだろうかという議論がありました。その場で結論は出なかったのですが、たまたまその日の夕方、
豊中市の職員や学校の先生方が市立豊中病院向けの簡易防護服を作っているとのニュースが流れ、
私もそのニュースを見ました。これなら我々でも作れるのではないかと思い、翌日ネットで簡易防護服
の作り方を調べて見ましたが、結構難しいので断念しかけていました。ただ、新入園児や新入生用の
マスク作りの指揮をされた雲雀丘学園中高等学校の家庭科の和田先生に一応伺おうと思い、軽い気持ちで
教えてもらいたいと連絡したところ、「すぐ動画を作りますよ」と言われ、半日で出来上がったものが
あのホームページにアップした動画です。
4月22日の朝、その動画を見て早速私も作ってみたら、生来不器用な私でも30分くらいで
出来ました。 ただ、問題は私が作ったような防護服でも、医療現場で実際に使っていただけるかです。
そこで、学園長と相談のうえ、中高等学校の校医をされている篠部先生の医院にお伺いし、
出来上がった簡易防護服を見ていただいたところ、「宝塚の医療現場でも防護服が足りないので、
使い捨てのレインコートも代用していて、しかもそんなレインコートも品薄で大変困っている。
これであれば十分使えるので有難い」との話をいただきました。
であれば、動画を見れば家庭にあるもので比較的簡単に作ることが出来るので、雲雀丘学園全体の
医療従事者への支援活動として、4月24日に簡易防護服作りを児童、生徒、そして保護者の方
にも呼び掛ける運びになった次第です。
各ご家庭から送られてきた簡易防護服の中には、十数名の小学生の子どもたちから医療従事者の方への
感謝の手紙も添えられていましたので、その手紙も医師会にお届けをしました。
このたび簡易防護服をご提供くださいました皆様に心から感謝申し上げます。
一日も早く収束し、また子どもたちの元気な歓声が響き渡る幼稚園に戻ることを願うばかりです。