園長だより「運動会の練習、頑張ってます！」

職員室にいても、２階のホールから元気な子どもたちの声や先生の叱咤激励する声が
聞こえてきます。１０月１０日の運動会に向け、各学年とも練習に熱が入って来ました。
特に年長組の組体操とパラバルーン、年中組のチアダンスの指導は、毎年のことですが
先生方も必死で、全力で取り組んでいます。子どもたちも先生方の真剣さが伝わり、
先生の言うことを素直に聞き、日ごとに上達をしていきます。そして、運動会の本番では
いつも、私は子どもたちの素晴らしい演技に、感激のあまり涙を流しています。

　

　

運動会自体は、子どもたちにとって思い出に残る大変楽しいものですが、練習については、
特に年長の子どもたちにとっていつも楽しいとは限らないかもしれません。
でも毎日の練習を通し子どもたちが得るものは、本当に大きく大事なものが多いと思います。
特に今年はコロナ禍の中、運動不足になっていると思いますので、その点からだけでも練習
は意味があります。

幼稚園では、点数で評価するような学習、所謂「見える学力」を伸ばすことはしません。
それは就学後のことで、幼稚園で学ぶものはほとんどが「見えない学力」に通じることです。
特に運動会の練習を通して、「我慢する力」、「最後まで諦めずにやり抜く力」、「友達と
協調する力」、「先生の言うことをしっかり聞く力」他数々の「見えない学力」を学んで
くれています。

なかなか先が見えないコロナ禍ですが、子どもたちの元気さで災いを吹き飛ばすような、
そんな元気な運動会に今年もなればと期待しています。