毎年のことですが、中山台幼稚園の近くにある宝塚東高校で幼稚園教諭や保育士を目指して
いる3年生の生徒さんが、「子どもの発達と保育」の授業の一環として中山台幼稚園の
園児たちと交流をしています。今年もマスクや消毒、検温等の感染対策をしていただき、
15名の生徒さんが来られました。
今回のテーマは生徒さん手作りの絵本を読み聞かせることで、各クラスに別れ、それぞれ
の生徒さんが知恵を絞り工夫を凝らした面白い絵本を子どもたちの前で、一人ずつ披露して
くれました。
「カレーの作り方」という絵本は、絵に描いたにんじんや玉ねぎなどの材料の断片が絵本
から取れて、それを絵に書いた鍋に貼り付けていくものでしたが、カレーの作り方が
子どもたちにも大変分かり易く、子どもたちは夢中になって見ていました。非常に秀逸な
絵本と思いました。
このところ、どこの幼稚園でも先生の募集には苦労しています。その理由に一つは、
幼稚園の先生はピアノが弾けないといけないので、保育士なるより敷居が高いと思う
学生さんが多いようです。でも幼稚園は保育園にはない、子どもたちをいろいろな面
から教育し育てていくという面白さがあります。宝塚東高校の生徒さんも遣り甲斐の
ある幼稚園の先生を目指して、これから是非頑張ってほしいと思います。