園長だより「いろいろ楽しんだ２学期が無事終了しました」

今日、年少組のある園児がバスから降りて来て、私の顔を見るなり「冬休みは嫌だ」と
言ったので、「なんで？」と聞いたところ、「幼稚園に行けなくなるから」と話して
くれました。全園児共通の思いではないかもしれませんが、大変嬉しいお言葉でした。

コロナ禍がなければ、東京オリンピックが開催され、多くの外国人が来日し、日本社会の
秩序正しさ、清潔さ、日本人の優しさ、日本の食事の美味しさ、その他諸々の日本の良さ
を知ってもらえる機会となり、２０２０年は日本にとって賑やで本当に輝かしい年に
なっていたと思います。そう思うと本当に残念な年になりましたが、子どもたちは、
コロナ禍なんか諸共せず、毎日元気に幼稚園に来てくれ、幼稚園生活を楽しみ、そして
成長してくれたと思います。

　

振り返ってみますと、今年度の２学期は８月２４日に始まり、まだまだ暑い中でしたが、
子どもたちは一生懸命に運動会の練習に励みました。例年であれば、運動会の後は遠足
を挟んで、「クリスマス音楽会」の練習になりますが、中止になったため時間的な余裕
が生まれ、園外保育の回数を増やしました。「クリスマス音楽会」はなくなったものの、
子どもたちは楽器遊びや合奏の練習もしましたので、いろいろな体験が出来、子どもたち
は有意義な２学期を送れたのではないかと思っています。

　

来年は新型コロナウイルスのワクチンや特効薬が世の中に広く出回り、オリンピックが
開催され、また元の賑やかさや人との普通の交流が出来るように祈るばかりです。少々
早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください。来年もまた宜しくお願い致します。