園長だより「生活発表会」

今年も朝バスから降りて来る子どもたちはハイテンション、そして本番では、練習の時
以上の最高のパフォーマンスを発揮してくれ、今年度最後の大行事である「生活発表会」
が成功裡に無事終了しました。

　

中山台幼稚園の「生活発表会」で行う「劇遊び」は、子どもたちに絵本や物語を読み聞かせ、
そこに登場する人や動物、昆虫、植物になりたい、その役を演じたいという思いを大切に
して、その思いが自然な形で演技に現れるところを目指しています。しかしながら、
もちろん子どもたちのやる気や意志だけでは、保護者の方に見ていただけるような劇に
はなりません。そこで先生たちは、どうすればその物語に合った子どもたちの自然な表現
や仕草が出るか？見ている人に分かり易い劇にするためにはどうすればいいのか？苦心惨憺し、
精魂込めて子どもたちを指導していきます。ある若手の先生の話によれば、「生活発表会」
で取り上げた動物に毎晩夢の中で追っかけ回されるそうです。そうやって苦労して劇を作っ
ていくのですが、先生たちが苦労した分、子どもたちも先生も成長していくと思っています。

　

幼稚園の存在意義の一つは、子どもたちがスムーズに小学校生活が送れるようにすることだ
と思います。少々手前味噌な話になりますが、年長さんの「生活発表会」を見ていて、
この３年間でみんなそれぞれによく成長してくれたと本当に嬉しく思うと同時に、
こういうことが出来ればどこの小学校に行っても大丈夫、やっていけると確信しています。
年長さんは卒園式まで残すところ早や１ケ月になりました。来週のお別れ遠足のすり滑り
を楽しんで思い出にしてください。 最後は年長さんのことばかりになりました。お許しください。