今年の5月頃からになりますが、中山台幼稚園では園庭に「ビオトープ」を作る予定です。
「ビオトープ」作りでお世話になる近畿大学の米本先生のお話では、「ビオトープ」とは、
生物の生息場所を意味するドイツ語で、多様な生き物の棲みかという意味です。
本来の「ビオトープ」とは、非人工物で人間が関与しない生命の営みが見られ、その土地
特有の生物の種類と遺伝子が形成されますが、学校や幼稚園で作る「ビオトープ」は、
人工的に作り、人が関与して生物を育てる環境になりますが、 それでも米本先生の話に
よれば、特に昆虫の数が今よりずっと増えるとのことで楽しみです。
中山台幼稚園では、「表現保育」を保育の柱にしていますので、自然との触れ合う機会を
なるべく多く持っています。園庭に「ビオトープ」ができることによって、昆虫の種類が
増えることは大歓迎です。尚、「ビオトープ」の浅い池にはメダカを飼いますが、
「表現保育」の単元としているザリガニは外来種で、絶対に飼ってはいけない生き物なので、
それがちょっと残念です。
【ビオトープの候補地】
春にはチューリップ、秋には芋畑になる花壇をビオトープに改修します。
尚、この場所は雑木林に隣接していますので、多様な昆虫類が水辺に寄って来るそうです。