28年前の午前5時46分、兵庫県の淡路島北部を震源に兵庫県南部に大きな地震が起こりました。
近代都市での災害として日本国内のみならず、世界中に衝撃を与えた地震でした。
当時私は、成人式を迎えた年でした。あの地震が起こるなんて想像もしていなかったので
その数日前は着物を着せてもらい家族に祝ってもらっていました。
そして、あの経験したことのない地震が起こりました。
水道管は破裂、机の物は外に吹っ飛んで、母の声で2階から下りようと思い廊下にでると
階段がなく壁が倒れていて、何とか妹と下に滑って下りた記憶は今でも鮮明に覚えています。
その時も知人がおにぎりを持ってきてくれ、大きな余震が来ると噂が流れた時は
知人宅にお世話になり沢山の人に助けてもらいました。
あの地震で多くの方が亡くなり、悲しみで時間が止まりなかなか前に踏み出せない方も沢山いらっしゃ
ったと思います。その悲しい経験をされた方々が今朝のニュースでお話されていたことは、
「命の重みをしってほしい」「生きることの意味を伝えていきたい」と重みのある言葉に
もう一度原点に戻り人が生かされる意味を考え、ついつい平凡な日常が当たり前になりがちですが
この平凡に過ごせることが奇跡でどれだけ有難いかを考え、1日1日を大切に過ごしたいと
強く思った日でした。