本園の一番下の園庭にある小さなトンネル山にもう少し手を加えて、子どもたちの遊び場にならないか・・・と考えてきました。
そして、本学園の「さとさと」の活動でもご尽力くださっています米本先生にご相談させていただきながら
今回築山作りに取り組むことになりました。
その決め手となったのが、虫たちもこの築山やってきてくれるということでした!その秘密は土嚢袋にあるようです!
本園の保育の特色でもある自然を大切に!自然の中から多くの発見をして、お花や虫や風や葉っぱ・・・など
日々多くの刺激を受けて、子どもたちは心で感じた事を身振り表現を通して心の根っこを育てる保育を大切にしている中で
虫たちがやってきてくれるなんて何て嬉しいことでしょう!!
わたしも即座に築山にしましょう(^^)/と即答したものの、難題が・・・
本園は山の斜面を利用した園庭なので、重機を入れることが出来ないのです。
そこで、今回保護者・園児の方からボランティアを募らせてもらい前半で200名、後半158名で
築山作りを行いました。卒園生も駆け付けてくれました。こんなにも多くの方がお手伝いに来てくださり
正直朝から胸がいっぱいでした。多くの方が幼稚園を大好きでいてくださること、皆さんが率先してお手伝いくださる姿に
職員一同感動しっぱなしでした(涙)
米本先生と小泉造園の小泉さんとスタッフの方3名の指導のもと、土をバケツに入れる作業・土の入ってバケツをバケツリレーで
運ぶ作業・土嚢袋に土を入れる作業・空になったバケツを運ぶ作業と限られたスペースの中で
皆さん一生懸命手伝ってくださいました。何より素敵だったことは、子どもたちが一緒にこの作業に携わることが出来たことです。
わたしは、子どもが手持ち無沙汰になって遊び始めてしまうのでは?!と想像していたので(子どもたちごめんね・・・)
これまた感動しました。これも保護者の方が「こどもと一緒に」を忘れずお声かけしてくださったり
子どものペースに合わせてくださる姿勢が素晴らしかったのだと思いました。
後半の作業では、子どもたちが土嚢袋の上に敷いてくれた土を固める作業で力いっぱい踏んでくれました(^^♪
後半は予定していた土が足りなってしまいましたが、皆で広い園庭の落ち葉や枯れ枝集めをしてくださり
とても綺麗になりました。
そして最後に、給食の花萬の木邑さんのお力もお借りして「おぜんざい」を食べていただきました。
力仕事の後の甘いものは最高です♪保護者の方も子どもたちにも喜んでもらえて何よりでした。
春になると土嚢袋の中に入っている種が成長し草が生えてくるそうです。
年長さんが卒園するまでに生えてくれるといいなと願っています。
私たちにとっても初めての取り組みで、スムーズな動きが出来ない所もありご迷惑おかけしましたが
皆さんとこのような時間を共有させていただいたことがとても素敵な思い出になりました。
一人では何もできないですね。人の力は大きいです。
今日は本当に本当にありがとうございました。