前回の「園長だより」で入園式での新年少さんのお利口さんぶりを紹介しましたが、
通常の保育が始まってからも、お母さんが恋しくて泣いている子も少なく、みんな
着々と幼稚園のルールを学んでいます。
クラスだよりでも紹介していますが、年少さんが登園して毎朝自分でしなければいけない
ことがたくさんあります。
1. 通園バスから降りて自分の保育室へ向かう。(暫くは年中・年長のお兄さん・お姉さん
のエスコートがあります)
2. 玄関のところで園長先生に挨拶をする。(しっかり挨拶してくれる子も多いです)
3. 外靴を脱いで、自分の靴箱に入れ、上履きを取り出し履き替える。
4. 教室に入り、自分のロッカーに帽子を入れる。
5. リュックサックからお便りばさみとシール帳を取り出し、窓辺の机の所に持って行き、
何種類ある出席シールから自分で選んでシール帳に貼り、リュックサックに戻す。
お便りばさみを取り出しカゴに入れる
6. コップをコップカゴに入れ、タオルを自分のマークのついたタオル掛けに掛ける
7. リュックサックを自分のロッカーに掛ける
家とは全く違う集団生活で、初めて経験することばかりでさぞかし荷の重いことでしょうが、
まだまだ幼いながらも、子どもたちの適応力に驚かせられます。
話は変わりますが、今月の「ほけんだより」でお伝えしています通り、今年度から
擦り傷低度の怪我には。消毒液を使わないようにしました。本来人間には自然治癒力があり、
また、消毒液には傷を治そうとする皮膚の細胞に影響を与え、かえって治りを遅くする
そうです。このことは過保護や過干渉が、子どもの成長の妨げになるという話に通じること
のように思います。教育の真の目的は、愛情を持って子どもの自立を促し、自分で考え
自分で行動する子どもを育てることです。幼稚園生活は、可愛らしい小さな足で踏みだす
自立に向けた最初の大きな第1歩です。「頑張れ!新年少の子どもたち」