新型コロナウイルスについて、収束する気配が見えず、本当に不安な毎日が続きます。
休園が続きご迷惑をお掛けします。
昨日、学園講堂において大阪大学名誉教授で免疫学フロンティア研究センター招聘教授
の宮坂昌之先生による講演会が教職員向けにあり、「感染症の常識:新型コロナウイルス
にどう対処するか」というテーマでお話しをいただきました。残念ながら、私は行けな
かったのですが、講演会の資料をいただきましたので、ご参考までにその内容をお伝えします。
ウイルスは、食中毒などを起こす細菌とは違い、抗生物質が効かないためワクチン等の薬の
開発に時間がかかり、すぐには特効薬ができないようです。従って、今のところ如何に
罹らないようにするか、感染予防しか対抗する方法はないようです。
感染予防のポイントは、下記の5点です。
① 人混みを避ける
② 手洗い、消毒の励行
(手洗いをきちんとすれば、アルコール消毒までは要らない)
③ 生活のリズムをなるべく崩さないこと
(いつも通りの食事や睡眠の時間を守ることが、免疫力の維持につながる)
④ 身体を動かして血行を良くする(ウオーキング・入浴も良い)
⑤ 情報を正しく理解し、一方で然るべき備えをすること
尚、マスクについては、ウイルスはマスクの網目よりずっと小さいため、予防効果は薄く、
公共のエチケット的な要素が大きいとのこと。さらにうがいについては、ウイルスは
鼻や気管にも入り込むため、口の中だけのうがいの効果は限定的なものであるとのことです。
やはり、大事なことは手洗いと手でなるべく顔を触らないことのようです。
また、どんな病気でもそうですが、身体の抵抗力、免疫力を維持するため、規則正しい
生活習慣や程度な運動が予防につながります。
まだ暫くは先の見えない状況が続きますが、感染予防に心掛けましょう。