今年も中山台幼稚園のエントランスの天井にツバメが巣を造ってくれました。
子どもたちは毎日巣の観察が出来るので喜んでいます。
ところで、ツバメが民家や駅など人の多いところに何故巣を造るかご存知でしょうか?
ツバメの雛の天敵は蛇やカラスですが、人が近くにいることでそれらの天敵が近寄らず
安心して子育てが出来るからです。
ところが、日本野鳥の会がツバメの子育ての失敗の原因を最近調査したところ、農村では
蛇やカラスなどの天敵が42.4%、人が原因になったのは1.5%だったのに対し、都市では天敵が
25.1%で、人が10.6%に達していたそうです。糞が汚いので巣を取ってしまうようですが、
ツバメにすれば味方と思っていたのに人間不信になるでしょうね。
中山台幼稚園では、カラスから雛を守るため工夫を重ね、昨年から骨だけの傘をカラスよけに
使っています。この骨だけの傘のおかげで昨年は無事雛が巣立ち、今年も順調に育っています。
尚、鳥の卵や雛がいる巣を都道府県知事の許可なく落とすことは鳥獣保護管理法で禁じられているそうです。