園長だより「感極まりましたクリスマス音楽会」

コロナ禍で昨年は中止になった「クリスマス音楽会」ですが、今年は分散した形に
なりましたが、１２月５日（土）に学園講堂で開催しました。この１ケ月間、毎日
本当によく練習して来て、素晴らしい合唱や合奏を披露してくれました。そんな子
どもたちを私は心から誇りに思います。特に年長組が最後に歌った「カイト」
（東京オリンピックのＮＨＫの主題歌）は、感に堪えられませんでした。

　　

コロナ禍で世界中が一変し、これまで当たり前に出来たことが出来なくなりました。
特に人との距離を取らないといけない。海外との往来は皆無に等しい状態です。
講堂の舞台に掲げた大きな壁画には、年長の子どもたちが紙で作ったいろいろな国の
大人や子どもの人形が手をつなぎ、地球を取り囲んでいました。

そして「カイト」。コロナ禍の中でも、いつでも前を向いた子どもたちのまっすぐな
思いをこの歌に託したそうです。カイトが風に吹かれて天高く飛んで行く様子が、
夢のある大きな未来に飛んでいくように見えます。でもその中でいろいろな困難が
待ち受けているかもしれませんが、その困難に負けず、夢の糸を離さず、ぎゅっと
強く握りしめてほしい。そして、マスク生活や人との距離を取らないといけない
不自由な生活の中でも、お友達との心の糸を絶対離さないで、ずっと握りしめて
未来に向かって大きく羽ばたいてほしい。そんな思いを込めてこの曲を選んだそうです。
そして子どもたちは見事に歌い上げ、その期待に応えてくれました。ありがとう！！